「頑張って投稿しているのに、いいねや保存が思ったように増えない…」 「せっかく時間をかけて作った投稿だから、もっと多くの人に届けたい!」
SNSを運用していると、そんな風に感じることがありませんか?
実は、投稿への反応が伸びない原因は、あなたの「センス」や「デザイン」のせいではないかもしれません。多くの人が見落としがちな、SNSに特有の「読まれる文章の型」を知らないだけ、というケースがほとんどなのです。
本記事では、SNSで多くの投稿がスクロールされてしまう中、パッと見た人の指を止めさせ、「いいね(共感)」や「保存(後で見返す価値)」といった行動に繋げるためのライティングの基本原則を、初心者の方にもすぐに実践できるよう分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの投稿は単なる「情報」から、フォロワーの「心を動かすコミュニケーション」に変わっているはずです。
いいね・保存につながるSNSライティング「3つの基本原則」
ここからは、あなたの投稿への反応を劇的に変える3つの原則を解説します。タイムライン上で一瞬で判断されるSNSの世界では、この3つを意識するだけで、読者の指はピタッと止まるようになります。
原則1:最初の1〜2行で「結論」を伝え、指を止めさせる
SNSユーザーは、つまらないと感じた投稿を0.5秒でスクロールしてしまいます。長々と続く前置きは不要です。投稿で一番伝えたいこと、一番インパクトのある言葉(結論)を必ず最初の1〜2行に書きましょう。
- NG例:
こんにちは!今日は過ごしやすい天気ですね。さて、先日発売した新商品についてですが、大変ご好評をいただいておりまして…。実はこの商品、すごい特徴があるんです!(←結論が遠い)
- OK例:
\たった3秒で毛穴が消える!?/ 魔法みたいな新感覚ファンデが本日発売!あの田中みな実さんも雑誌で紹介していたアイテムで…。
→ 結論が最初にあるため、「え、何それ!?」と興味を引き、続きを読む動機が生まれます。
原則2:「I(私)」ではなく「You(あなた)」で語りかける
SNSはコミュニケーションの場です。「私(I)はこう思う」「当社(We)はこれを作った」という一方的な発信は、日記やプレスリリースと同じで心に響きません。
主語を「あなた(You)」に置き換え、「あなたはどう思う?」「あなたにこうなってほしい」と語りかけることで、投稿は一気に「自分ごと」に変わります。
- NG例(Iメッセージ):
当社は10種類の野菜が摂れる新しいスムージーを開発しました。
- OK例(Youメッセージ):
「最近、野菜不足かも…」と感じていませんか?そんなあなたにピッタリの、たった1杯で10種類の野菜が摂れるスムージーができました!
→ 語りかけられることで、読者は自分自身の課題と商品を自然に結びつけて考え始めます。
原則3:「保存したくなる価値」を1つだけ盛り込む
「いいね」は共感や応援の印ですが、「保存」は「後で何度も見返したい」という価値の証明です。アルゴリズム的にも「保存」は高く評価される傾向にあり、この「保存したくなる要素」を意図的に作ることがアカウントの成長に繋がります。
投稿の中に、役立つノウハウやリスト、まとめ情報を必ず1つ入れてみましょう。
- NG例(その場限りの感想):
今日は渋谷の〇〇カフェに行きました!パンケーキがふわふわで美味しかったです🥞
- OK例(保存したくなる情報):
【保存版】渋谷のパンケーキマニアが選ぶ、本当に美味しいお店5選🥞 ①〇〇カフェ:ふわふわ系なら絶対ココ! ②△△喫茶店:昔ながらの固めが好きな人向け…
→ 「渋谷でパンケーキが食べたくなった時に見返そう」という動機が生まれ、保存されやすくなります。
承知いたしました。 それでは、ステップ4:「実際に使える投稿サンプル」の作成に進みます。
3つの原則を踏まえて、架空のカフェがInstagramに投稿するシーンを想定し、NG例とOK例を作成しました。文章がどう変わるのか、比較しながら見ていきましょう。
3つの原則を使った投稿サンプル
ここでは架空の「吉祥寺にあるカフェ」が、秋の新作スイーツをInstagramで告知する投稿を例に見ていきます。
NG例:原則を無視した投稿
(写真:お皿に乗ったモンブランの真上からの写真)
本文: こんにちは。〇〇カフェです。
本日から、秋の新メニュー「特製モンブラン」の提供を開始しました。
こだわりの和栗をふんだんに使用した、当店自慢の一品です。
ぜひご賞味ください。#吉祥寺カフェ #モンブラン #カフェ巡り
【この投稿の弱点】
- 原則1(結論): 「こんにちは」という挨拶から始まり、一番の魅力が伝わる前に読み飛ばされてしまう可能性が高いです。
- 原則2(You): 「当店は〜」「開始しました」といった「I(私)」中心の報告になっており、読者への語りかけがありません。
- 原則3(保存価値): ただのお知らせなので、その場で「おいしそう」と思っても、後から見返す理由がありません。
OK例:3つの原則を活かした投稿
(写真/動画:クリームを絞っている瞬間の動画や、とろける断面を見せる写真)
本文: \1日10食限定!幻の“生しぼり”モンブラン🌰/
「秋になったら、栗スイーツは絶対食べたい!」 そんなあなたに贈る、秋だけの特別なご褒美スイーツができました✨
目の前で絞るクリームは、栗そのものの豊かな香りがふわっと…。
賞味期限はわずか10分!
サクサクのメレンゲと一緒に、口いっぱいに広がる秋の味覚を楽しんでくださいね。【🎁この投稿を「保存」して友達に見せよう!】
吉祥寺で外さない秋のスイーツリスト
✅ 幻の“生しぼり”モンブラン(当店!)
✅ △△店の焼き芋ブリュレ
✅ □□ベーカリーのりんごパイ#吉祥寺スイーツ #吉祥寺カフェ巡り #モンブラン巡り #限定スイーツ #秋スイーツ
【この投稿のポイント】
- 原則1(結論): 1行目で「1日10食限定」という希少性と「幻の“生しぼり”」というパワーワードを伝え、瞬時に興味を引いています。
- 原則2(You): 「そんなあなたに贈る」と明確に語りかけ、「楽しんでくださいね」と友達のように話すことで、親近感を生んでいます。
- 原則3(保存価値): お店単体の情報だけでなく、「吉祥寺の秋スイーツリスト」という形で役立つ情報を追加。これにより「この投稿自体を保存しておこう」という動機が生まれます。
このように、3つの原則を意識するだけで、投稿は単なる「お知らせ」から、フォロワーの心を動かし、行動を促す「魅力的なコンテンツ」に生まれ変わります。
AI活用でSNS投稿を効率化する
毎日のSNS投稿。「ネタが思いつかない」「文章を考えるのに時間がかかる…」そんな悩みは、生成AIをアシスタントにすることで解決できます。AIを上手に使って、投稿作成のスピードと質を向上させましょう。
1. 投稿ネタのアイデア出し(壁打ち相手に)
「ネタ切れ」はSNS運用者の最大の敵です。AIに壁打ち相手になってもらい、アイデアの種をもらいましょう。
指示の例: 「吉祥寺のカフェを運営しています。フォロワーが『保存したくなる』ような投稿のアイデアを5つください。」
→ AIは「季節のフルーツを使ったスイーツの変遷」「コーヒー豆の種類別ハンドドリップ講座」「カフェで使える読書リスト」など、自分では思いつかない切り口を提案してくれます。
2. キャプション(本文)のバリエーション作成
同じ内容でも、切り口を変えるだけで読者の反応は変わります。AIに複数のパターンの文章を作成させ、最適な表現を探しましょう。
指示の例: 「新作モンブランの紹介文を、以下の2パターンで作成してください。
・ライブ感のある、わくわくするトーン
・素材のこだわりを伝える、丁寧で高級感のあるトーン」
→ これにより、ターゲット層に合わせた最適な言葉遣いを効率的に見つけられます。
3. 最適なハッシュタグの提案
投稿をより多くの人に届けるために重要なハッシュタグ。AIは、投稿内容に合った効果的なハッシュタグを提案してくれます。
指示の例: 「#吉祥寺カフェ #モンブラン というハッシュタグ以外で、この投稿に合う効果的なハッシュタグを10個提案してください。」
→ 「#モンブラン巡り」「#東京カフェ部」「#栗スイーツ」など、より広くリーチできるハッシュタグや、コミュニティで使われるハッシュタグを見つけることができます。
👉 AIに投稿作成を「丸投げ」するのではなく、「優秀なアシスタント」として、アイデア出しや表現のブラッシュアップを手伝ってもらう、という意識で使うのが成功のコツです。
まとめ – 今日からできる、最初のステップ
最後に、SNSライティングで投稿への反応を劇的に変えるための要点を振り返りましょう。
- 大前提の意識改革: 一方的な「売り込み」ではなく、フォロワーとの「ファン作り」を目的とする。
- いいね・保存に繋がる3つの基本原則:
- 最初の1〜2行に「結論」を置くことで、スクロールする指を止める。
- 「あなた」を主語にして語りかけることで、投稿を「自分ごと」にしてもらう。
- 「保存したくなる価値」を盛り込むことで、投稿の寿命とアカウントの評価を高める。
SNSライティングに、誰もがうらやむような美しい文章や、特別な文才は必要ありません。大切なのは、画面の向こう側にいるフォロワーに寄り添い、「このアカウントをフォローしていてよかった」と感じてもらうための、ほんの少しの工夫です。
👉 まずは、次にあなたが投稿する際、たった一つで構いません。 今日学んだ「3つの原則」のうち、どれか1つだけを意識して文章を作ってみてください。
その小さな工夫が、フォロワーとの関係を深め、あなたのアカウントを育てる大きな一歩になります。
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