こんにちは。しらさんです。
2日連続で “be・have・do” の話をしています。
昨日は “do” や “have”、つまり「何をするか」「何を持つか」について考えました。
けれど、いくら行動や所有を重ねても、心の奥に「本当にこれでいいのだろうか」と問いが残ることがあります。
その問いに向き合わせてくれるのが “be”——「どんな人間でありたいか」という軸です。
SUPER BEAVERの『人として』は、その軸をまっすぐに照らしてくれる一曲だと思います。
「ちゃんとしなきゃ」と肩に力が入ってしまう自分を、そっとほどいてくれる。
等身大の自分で胸を張ること、それが自己実現につながると気づかせてくれます。
『人として』という曲が持つまっすぐさ
SUPER BEAVERの『人として』には、不思議な力があります。派手なアレンジや技巧に頼らず、シンプルで正直な言葉とまっすぐなメロディが心に届きます。聴いていると、まるで自分自身の内側を代弁してくれているように。
曲が伝える大切なこと
- 弱さを隠さなくていい
- 迷いを抱えたままでも胸を張っていい
- 疑うより信じる、飾るより正直でいる
世の中では「強くあれ」「完璧であれ」と求められることが多いですが、『人として』はその逆を肯定してくれます。不完全さや不格好さを抱えたままでも、前に進むことに価値があると伝えてくれます。
信じることも、正直でいることも、ときに勇気がいります。だからこそ、その選択には「人としての芯」が宿るのだと思います。このまっすぐさは、SUPER BEAVERというバンドの姿勢そのものにも重なります。
「ちゃんとしなきゃ」と思う自分への気づき
日常の中で、私たちはしばしば「ちゃんとしなきゃ」と自分に言い聞かせています。
- 仕事では「結果を出さなきゃ」
- 人間関係では「期待に応えなきゃ」
- プライベートでも「もっと頑張らなきゃ」
こうした思いは前向きなエネルギーにもなりますが、度を超えると「自分を縛る鎖」に変わってしまいます。
“do”と“have”に偏るとき
「ちゃんとしなきゃ」に囚われると、意識はどうしても do(やること)や have(持つもの)に偏ります。
- 何を成し遂げたか
- どんな成果を手に入れたか
ばかりを重視してしまい、肝心の「どう在りたいか(be)」が置き去りになります。
『人として』がくれる視点
『人として』には、「疑うよりも信じたい」「格好悪くても胸を張っていたい」という言葉が出てきます。これは「ちゃんと」よりも「ありのまま」を優先する姿勢を表しています。
そのフレーズに触れると、完璧さや成果ばかりに囚われていた心がふっと軽くなります。
- 不格好でもいい
- 迷いがあってもいい
- それでも胸を張って歩いていけばいい
『人として』は、そんな当たり前のことをまっすぐ思い出させてくれる気がします。
“be”に立ち返ることの意味
SUPER BEAVERの『人として』には、こんな一節があります。
「あなたに嘘をついて後悔をした」
— SUPER BEAVER『人として』より
この短いフレーズは、曲全体のメッセージを支える重要な鍵になっています。
弱さや過ちを認める「誠実さ」
この言葉には、「自分は完璧ではない」という自己開示が込められています。嘘をついてしまった弱さ、そして後悔。それを隠さずさらけ出す正直さが、曲に説得力を与えています。
他者への寛容さの「出発点」
自分が過ちを経験したからこそ、他人の過ちにも理解を持てます。
続く歌詞には「疑って暴くよりも、相手が自ら気づき、傷つき、理解するほうがいい」という姿勢が描かれます。相手の弱さに共感し、成長を信じる寛容さです。
「信じる」という行為の覚悟
過去に裏切りを経験しているからこそ、それでも「信じ続ける」と歌うには覚悟が必要です。これは綺麗事ではなく、矛盾や弱さと向き合ったうえで選び取る強い決断だと思います。
beへの接続
ここから浮かび上がるのは、「人は誰でも不完全である。その自覚があるからこそ、他者を許し、信じ、誠実に生きようとすることに価値がある」というメッセージです。
それはまさに do や have ではなく、“be”——「どう在りたいか」を問いかけています。
自分にとっての“人として”を問いかける
『人として』は聴く者に「あなたにとっての“人として”は何か?」と問いかけてきます。完璧な理想像ではなく、弱さを抱えながらも誠実に生きようとする姿だからこそ、自分ごととして考えることができます。
自分に問いかけたいこと
- どんなときに正直でありたいか
- どんなときに相手を信じたいか
- どんなときに「これが自分だ」と胸を張れるか
答えに正解はありません。日々の出来事や人との関わりの中で、少しずつ変わっていきます。大切なのは問い続けることです。
『人として』は、その問いを自然に促してくれる曲だと感じます。
結び:ありのままを積み重ねる自己実現
自己実現と聞くと、大きな夢や目標を叶えることを思い浮かべる人も多いでしょう。もちろんそれも大切ですが、『人として』を聴いていると、もっと身近な積み重ねの中にこそ自己実現があると気づかされます。
- 嘘をつかず、正直に振る舞えた一瞬
- 誰かを疑うより、信じてみようと決めた一瞬
- 不格好でも「これが自分だ」と胸を張れた一瞬
こうした小さな選択が“be”を形づくります。そして、その積み重ねがやがて大きな自己実現につながっていきます。
『人として』は、弱さや後悔を抱えたままでもいいと教えてくれます。大切なのは、その弱さを認めながら「どう在りたいか」を問い続けることです。完璧でなくても、正直に、誠実に、胸を張って生きようとする。そのあり方こそが、人としての美しさであり、自己実現へとつながっていくのではないでしょうか?
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